施工手順
ヌルコンの耐久性能は、施工にかける手間に比例いたします。
特に、塗る前の作業が重要になりますのでご注意ください。
(1)施工箇所はしっかり洗う。雨の当たる土間の場合はさらにしっかり洗う。
土間面(均し面)とは、主に地面に対して平行になる面を指しますが、
この面はコンクリートの面の中で一番脆弱な面になります。
弱い箇所にそのままヌルコンを塗ると簡単に剥がれる可能性があります。
よって、表層にこびり付いている汚れや劣化したセメント成分は、
しっかり水洗いを行って除去してください。(高圧洗浄機の使用を推奨)
人間のお化粧に例えると、お化粧前の洗顔にあたります。
洗顔を行わずにお化粧品を塗ると、垢の上に化粧品が乗った状態になり、
化粧が落ちやすい状態になるのと似ております。
(2)下地を補修補強する。雨の当たる土間の場合は必ず行う。
ヌルコンは付着力が強力なため本来シーラーは不要です。
しかし、下地コンクリート表層部が脆弱になっている場合、
または、脆弱になりやすい箇所(雨があたる土間面、壁天端付近)は、
コンクリートの補修補強効果が期待できるシーラーの塗布を
推奨しております。詳細に関しては施工マニュアルをご確認ください。
(3)本施工前に必ずテスト施工を行う。★超重要
ヌルコンは非常に特徴的な溶液です。本施工前に必ず小さな面積の
コンクリート等でテスト施工を行う事をお勧め致します。
重要なポイント
・ヌルコンは分離しやすい溶液です。塗る前、塗っている最中もこまめにかき混ぜてください
・ヌルコンは必ず2回以上塗ってください。1回しか塗らないと塗る前より見た目が悪くなる可能性があります
・初めての場合は、3回塗りをお勧め致します
・グレー色ヌルコンは、半乾きになったらローラーを転がして黒色が強くなっている箇所をなでて色合いを均一にしてください。